【ArcGIS】座標系の確認と設定

GIS

ArcGISをインストールしたけれど、使いこなすのが難しいと感じておられる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

今この記事を書いている筆者も最初はそんな状態で「わからないところがわからない」と途方に暮れた感覚に陥ったのを記憶しています。

そこで、同じような事を感じている皆様に少しでも参考になればと思い忘備録も兼ねてArcGISを取り上げていきます。

今回は座標系の確認と設定について取り上げます。データを正しく表示、計測、解析などを行うためにも座標系を正しく設定する必要があります。

下図はこの記事の執筆にあたりデスクトップ上に新規にプロジェクトsampleを作成した状態です。 

この座標系がどのようになっているのかを調べてみます。まずは画面左のコンテンツウインドウの一番上にマップが表示されているので選択し右クリック→プロパティをクリックします。

マッププロパティが表示されたら、座標系を選択→クリック。

すると現在の座標系が分かります。プロジェクトsampleの座標系は平面直角座標系第12系であることが確認できます。確認後はOK又はキャンセルをクリックします。

今の表示を例えばモルワイデ図法にしたい場合は、上記プロパティマップの使用可能なXY座標系から、投影座標系→世界範囲の座標系(球体ベース)→モルワイデ図法、を選択しクリックします。

地図の表示が、下図のように変わります。もちろんマップのプロパティからでも確認できます。

北海道付近を拡大すると、以下のようになります。

日本に関するデータを取り扱う際、実際にモルワイデ図法を選択する事はないと思いますが、例として取り上げてみました。目的に応じて(距離を正確に表したい、面積を正確に表したいなど)座標系を選択する事が可能になります。ぜひ参考にしてみてください。

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