【TREND-CORE】標準断面をもとに、線形に沿って構造物を配置する

3次元設計

TREND-COREに、標準断面・平面図を他CADデータを取り込み、線形に沿って構造物を配置します。

平面図を下図として取り込み

他CADで作成した平面図を、TREND-COREに下図としてインポートします。

取り込み後は、2点補正で縮尺と方角を合わせました。

下図取り込みは、以下をご参考ください。

【TREND-CORE】V-nas形式の平面図を下図に、座標軸線(トンボ)より測量座標系を設定する
福井コンピュータのTREND-COREで、V-nas形式の平面図を下図に、座標軸線(トンボ)より測量座標系を設定する手順を記載します。 V-nasで平面図をSXF形式で保存 TREND-CORE側で下図として読み込める形式を確認します。...

標高タイルで地形情報取得

続いて、標高タイルを取り込み、地形の概要を表示します。

読込-標高タイルで該当する地形を指定しました。

2D平面部の下図が見えにくいので、「表示設定-2D色を有効にする」のチェックを外します。

標準断面図の取り込み

他CADで作成した標準断面図をTREND-COREに取り込みます。

「土木-図面管理」をクリックします。

図面管理画面で「取込」をクリックします。

今回はV-nasで作成した図面を、SXF(.p21)で保存したものを取り込みます。

 

図面の取り込みができました。

 

平面図と同じく、縮尺が1/1ではないので縮尺設定を行います。

今回は2点間の距離から縮尺を計算します。

既知の2点を指定し、その距離を入力します。

これで断面図の取り込みは完了です。

線形の入力

続いて、下図として取り込んだ平面図上の線形をTREND-COREに取り込みます。

「ホーム-線形」をクリックします。

今回は下図を参照して入力するので、道路参照-下図参照をクリックします。

下図の線形を選択すると、一部赤色に変わり指定できます。

この際に、線形のすべてが赤色にならなくても大丈夫です。

 

指定後、始点側・終点側を指定します。

下図参照の検索が終了したので、OKをクリックします。

自動的に線形が取得されます。

問題がなければ、Enterで確定します。繋げたい線がある場合は、追加の線を指定します。

始終点の指定をするので、「はい」をクリックします。

始点を指定してEnterで確定します。

続いて、終点を指定してEnterで確定します。

「銃弾線形を設定しますか?」で「はい」をクリックします。

縦断線形編集画面で、各変化点の高さを指定します。

指定後、「OK」をクリックします。

TREND-CORE上で線形が作成されました。

標準断面図をもとに構造物を作成する

インポートした標準断面図をもとに、構造物を作成します。

ホーム-構造物-擁壁をクリックします。

一般的な擁壁の断面が表示されますが、今回は取り込んだ図面より作成するため、「形状作成」をクリックします。

擁壁断面形状作成画面で、既存の断面形状を削除します。

デザイン-変換をクリックします。

取り込んだ標準断面図を指定し、「OK」をクリックします。

「デザイン-形状」をクリックします。

図面を下図としてトレースします。

配置基準点を指定します。

この基準点をもとに、線形上に配置されます。

閉じるボタンを押すと、保存する旨メッセージが出るので、保存します。

作成した断面形状が表示されます。

作成した断面形状で線形上に構造物を配置する

作成した断面形状で線形上に構造物を配置します。

今回は線形上に配置するので、道路参照-線形参照を指定します。

作成した線形をクリックすると、各点高を指定できます。

線形の高さのままにします。

線形に沿って、指定した断面形状の構造物を配置することができました。

線形の変更

作成した線形が少し低かったため、修正します。

線形を選択し、「縦断線形」をクリックします。

折れ点高を変更します。

適用することで、擁壁の高さも変更されます。

概略設計時など、標準的な断面形状で構造物を配置し検討に活用したいという場面では、簡単に3Dモデルを作成・配置できるので便利かと思います。
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