今回は、「SharePointリストで、【個人】列を設定したときに、個人列に入力したユーザーが削除された場合、リストの値はどのようになるのか。」を試してみました。
リストの準備
SharePoint Onlineのリストに、「個人」列を作成します。
「購入者」という列名にしました。
リストにユーザーを入力
作成した「個人」列、「購入者」にユーザーを入力します。
同一テナントのMicrosoft365ユーザーとなります。
ユーザーの削除
入力したユーザーを削除します。
Microsoft365管理センターより、ユーザーを削除しました。
削除しているか確認するため、Microsoft365管理センターより、ユーザーー削除済みのユーザーを開きます。
削除済みのユーザーに、先ほど削除したユーザーが記載されています。
ユーザーは削除された状態ですが、データは残っています。
リストの確認
SharePointリストを確認します。
購入者には、削除したユーザー名が残っていました。
リストに新規データを入力する際は、削除したユーザーは表示されませんでした。
ユーザーの削除(AAD)
入力したユーザーを完全に削除します。
Microsoft365管理センターでは、ユーザーを即時削除できませんでした。
※30日後に自動で完全削除されるようです。
よって、Azure Active Directoryから、ユーザーの完全削除を試みます。
Azure Active Directory管理センターより、ユーザーー削除済みのユーザーよりユーザーを選択し、「完全に削除」をクリックします。
ユーザーは完全に削除されたため、Microsoft365管理センターの削除済みユーザーには、当該ユーザーは表示されません。
再度リストの確認
再度、SharePointリストを確認します。
購入者には、完全削除したユーザー名が残っていました。
SharePointでユーザー情報を管理する際、「個人列」で管理するか、別途ユーザーリストを作成し参照する運用とするか迷うところです。テナント内のユーザーを間違いなく管理できる個人列は便利なので、仕様を理解し活用していきたいと思います。