今回は、Microsoft Teamsで「イマーシブスペース機能」を試用してみます。
Microsoft Teamsのイマーシブスペース機能は、3D仮想空間での会議やコラボレーションを可能にする機能です。これにより、物理的に一緒にいるかのような体験が得られます。
イマーシブスペース機能の特徴
- 3D空間での会議: Teamsの会議を3Dイマーシブスペースに変換し、より没入感のある体験を提供します。
- アバターの使用: ユーザーは自分のアバターを作成し、カスタマイズして会議に参加できます。
- インタラクティブなアクティビティ: 画面共有、ブレインストーミング、アイスブレイクなど、さまざまなアクティビティがサポートされています。
- 複数のデバイス対応: Windows、Mac、Meta Quest VRデバイスで利用可能です。
イマーシブスペース機能が役立つシチュエーション
Microsoft Teamsのイマーシブスペース機能は、さまざまなシチュエーションで役立ちそうです。
- リモートワーク: チームメンバーが異なる場所にいる場合でも、3D空間での会議により、物理的に一緒にいるかのような感覚を得られます。これにより、コミュニケーションの質が向上し、チームの一体感が強まります。
- ハイブリッドワーク: 一部のメンバーがオフィスにいて、他のメンバーがリモートで働いている場合でも、イマーシブスペースを使うことで、全員が同じ空間でコラボレーションしているように感じられます。
- トレーニングと教育: 新しいスキルや知識を学ぶためのトレーニングセッションやワークショップを、よりインタラクティブで没入感のある形で実施できます。特に技術的なトレーニングやシミュレーションに適しています。
- ブレインストーミング: 創造的なアイデアを出し合うためのセッションでは、3D空間でのインタラクティブなツールを使って、より自由でダイナミックな議論が可能です。
- チームビルディング: リモートチームのメンバー同士の絆を深めるためのアクティビティやゲームを、イマーシブスペースで実施することで、楽しく効果的なチームビルディングが行えます。
- カスタマーサポート: 顧客との対話やサポートを、よりパーソナルでインタラクティブな形で提供することができます。特に複雑な製品やサービスの説明に役立ちます。
Teamsのバージョン確認
それでは、イマーシブスペース機能を試してみます。
2ユーザー(ホスト・ゲスト)間でバーチャル空間でオンライン会議を行います。
まずは、それぞれのTeamsアプリケーションのバージョンを確認します。
【ホスト】
【ゲスト】
どちらのバージョンも最新版にそろえておきました。
Microsoft365のライセンスは、「Microsoft 365 Business Basic 」です。
「今すぐ会議」でイマーシブスペース
まず、Teamsの「今すぐ会議」でイマーシブスペースを試してみます。
【ホスト】
事前に、Teamsアプリの「アバター」でアバターを作成しました。
チーム内の「今すぐ会議」でオンライン会議を作成しました。
参加する際に、アバターを選択します。
会議に入った後、表示-イマーシブスペース(3D)をクリック。
イマーシブスペース機能が起動します。
イマーシブスペースに入ることができました。
バーチャルスペース内を自由に動き回ることができます。
焚火のそばでマシュマロを焼いたり…
ミニゲームをすることができます。
【ゲスト】
続いて、ゲストとしてイマーシブスペース会議に参加してみます。
チーム内の会議に参加します。
ホストと同様にアバターを設定し、参加します。
会議に参加したのち、表示-イマーシブスペース(3D)をクリック。
イマーシブスペース機能を有効にしようとしましたが、予期せぬエラーが表示されました。
マウスオーバーすると「フィードバックの送信」と表示されました。
エクスクラメーションマークが表示されていることからも、エラーとなっているようです。
「会議のスケジュール設定」でイマーシブスペース
続いて、「会議のスケジュール設定」からオンライン会議を設定し、イマーシブスペース機能を試してみたいと思います。
【ホスト】
ホスト側で、チームから「会議のスケジュール設定」をクリック。
会議を設定します。
チーム内での会議なので、出席者の設定は行いません。
まずはホストが参加します。
アバターを指定して、「今すぐ参加」します。
イマーシブスペースに入ることができました。
【ゲスト】
ゲストも会議に参加します。
ゲストもアバターを指定します。
「今すぐ参加」をクリック。
表示-イマーシブスペース(3D)をクリック。
先ほどとは表示が異なりますが、「参加できません―サービスからTeams会議情報を取得できませんでした。フィードバックの送信」と表示されました。
またしても、ゲスト側がイマーシブスペースに入れませんでした。
「出席者を指定して」イマーシブスペース
最後に、会議設定で「出席者を指定」してみます。
【ホスト】
会議作成時に、ゲストを必須参加者として指定しました。
ホストが参加します。
今までと同様に、ホストはイマーシブスペースに参加できます。
【ゲスト】
ゲスト側からも会議に参加します。
今までと同様に、アバターを指定して参加します。
今回はゲストもイマーシブスペースに入ることができました。
まとめ
現時点では、イマーシブスペースでオンライン会議を行う場合は、出席者を指定して会議設定を行う必要があるようです。
弊社でイマーシブスペースについて調べていたところうまくいかなかったため、サポートに確認して解決しました。
これについては、そのうち解決するかもしれませんとのことです。